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生活のおしごと~モンテッソーリ教室~

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■見て触って覚える。穏やかなモンテッソーリ教室。
私の4歳になる娘はモンテッソーリの教室に通っている。私の地元で何十年も前からある古民家の幼児教室で、一緒に通っている子のお母さんもその教室出身だそうだ。先生はもう80歳近くなるおばあちゃん先生だ。
モンテッソーリというと、なんだか仰々しく感じらるけれど、そんな事は全くない。2歳から5歳の小さな子ども達に、生活の為に必要な「お仕事」をさせるのだ。

教室にある教材は全て手作り。丸い箱に顔が書いてあり、口の所に開いた穴に箸を使ってフェルトで作った野菜を入れたり、壁にかかっている3本の紐を三つ編みにしたり、数字が書いている所に同じ数のブロックを積んだり。
頭と体を使って生活に必要な技術や知識を得るのだ。子ども達は自分で選んで好きな事をする。先生が率先してみんなを引っ張っていく事はない。口でやいやい言わずに、わからない事は見本を見せてやる。子ども達は目で見て覚える。ただそれだけだ。

一番大きな子ども達になると、立体的に数字を捉えられるようになったり、道路標識や簡単な漢字まで覚えている。先生から教えらた様に、自分も小さい子ども達にやり方を見せて教えてやるのだ。
最近では、「モンテッソーリで受験対策」などという言葉を目にする事も多いが、目的が「受験」というのは何だか悲しい。
確かに、教室の子ども達は穏やかで、物事を論理的に捉え、自主性が芽生えている気がする。しかし全ては「愛情」なのだ。

■親が学ぶ”愛情”と”忍耐”
子どもがいる家庭の人はわかると思うが、子どもの好きなようにさせるというのはとても我慢のいる事だ。親はすぐにやいやいと手と口を出し、理解が悪いとイライラする。忙しい夕食の準備中に「私もお料理したい」と言われても、「今忙しい!あっちでDVD見てて!」と言いがちではないだろうか。
私が子どもをモンテッソーリ教室に通わせる事で学んだ事はとてもシンプルだ。
生活の中でできる事ばかり。朝起きて、自ら顔を洗う習慣を身に着けさせる。しっかり顔を洗って、びしょびしょになった洗面台をタオルで拭く所まで教えてやればいいのだ。時間がかかっても自分でボタンをしめて着替えさせ、幼稚園の準備をさせる。時間と忍耐をたっぷり使って毎日愛情を持って接するのだ。「受験」だけが目的では到底できない、とても根気のいる事。教室に通わせるだけの他人任せではできない事だ。

小さな私の娘は、もうすっかり自分で何でもできると思っている。まだ4歳なのに、粘り強く挑戦して乗り越えてきた事が自信につながっている様だ。かと言う私も、自分と必死に向きあう娘の背中を見つめ、何度も忍耐が崩壊しかけながら、同じ歩幅で成長させてもらっている。

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最終更新日:2016-04-28 11:56

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