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家族旅行で三三七拍子

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子どもの頃、よく家族で旅行に行った。車で2~3時間の所で旅館に泊まって、夏は海に入ったり、冬はスキーをしたり。温泉に入っておいしいご飯を食べて、ありきたりだけれど温かい家族旅行だ。でも30代も半ばになった今、どこに行ったのかも何をしたのかもおぼろげである。
しかし、鮮明に覚えている事が一つだけある。
確か、小学3年生だった。どこかへ旅行に行った帰りの車中、遊び疲れた私はお菓子なぞつまみながらファミリーカーの広い後部座席で足を伸ばしゴロゴロしていた時である。
「タンタンタン タンタンタン タンタンタンタンタンタンタン」
車が三三七拍子のリズムを刻んだ。明らかな三三七拍子。両親に言っても最初は半信半疑だ。しかしいくら聞いても
「タンタンタン タンタンタン タンタンタンタンタンタンタン」
と、完全な三三七拍子を刻むのだ。疲れで静まり返っていた車中が一時に沸いた瞬間だ。
後になって知るのだが、それは丁度よいスピードで走ると聞こえてくるリズムらしく、スピード違反や眠気防止などに役立っているらしい。
今でも三三七拍子が鳴る高速を走ると、あの日と同じ様に胸が高鳴る。

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最終更新日:2016-04-25 11:04

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